父の書斎がくれた“秘密基地の記憶”
私が「デスク環境」「書斎」「猫」という3つの要素にこだわる理由には、明確な原点があります。
最初に、デスク環境に惹かれる原点は子どもの頃にあります。
それは、実家の父の書斎。
3畳ほどの小さな部屋で、寝室の奥にひっそりと隠れるようにあったその空間は、まるで大人の秘密基地のようでした。
静かな空気、本棚に並ぶ読み込まれた本。
そして、古いデスクにはノートや万年筆が整然と置かれ、外の喧騒とは違う“時間の流れ”がありました。
当時、幼い私はその書斎が大好きで、父がいないときはこっそり忍び込み勉強をしたり、音楽を聴いたりしました。その空間は特別で、どこか神聖なもののように感じていました。
そして、大人になった今、デスク周りを整えたいという気持ちの奥には、
あの小さな書斎で見た、特別な時間のへの憧れが残っています。
デスク周りに興味を持ったきっかけ
書斎への憧れだけではなく、実際の生活でも“きっかけ”がいくつかありました。
● 在宅ワークが日常になった
日本中、世界中でコロナウィルスが蔓延した時期がありました。そして、この時期からリモート環境を用いた在宅ワークのスタイルが日本でも本格的に取り入る形となりました。私の会社もその一環から在宅ワークを導入し、在宅での仕事をすることになりました。
在宅で仕事をすることには憧れがありました。これを機にデスク環境を整えたいという気持ちは強くなってきました。しかし、いざ在宅が始まると仕事の進め方、プライベートとの切り分けなど課題は多くあり、試行錯誤の毎日でした。
● 猫たちと過ごす時間が増えた

<仕事中にデスク上でくつろぐレオン>
我が家にはラガマフィンやミヌエットなどの猫がいます。
猫をお迎えしたことで、猫との共存×在宅ワークという環境が生まれました。それからは、仕事中に猫がデスクの上にやってくる。これを経験したことで、デスク上の環境が私だけのものではないと悟りました。部屋を閉め切ってもいいですが、猫達の自由を束縛せず、仕事にも支障が出ない空間を作れないかと考え始めました。このように、猫と仕事をきっかけに、私の中でのデスク環境周りに対するこだわりを更に大きくするものになりました。
ここをもっと心地よくしたい。
猫の安全を守りつつ、自分も快適に作業したい。
そんな気持ちが、デスク全体を見直すきっかけとなりました。
● SNSで見た理想のデスクに心を奪われた
さらには、YouTubeのデスクツアー動画は、私の“理想のデスクへの火種”になりました。
「こんな空間で作業してみたい」
「いつか自分もこんな書斎を作るんだ」
——そう思った瞬間から、少しずつ環境づくりを始めるようになりました。
たくさんの方のデスクツアーを見ました。みなさんそれぞれの個性があり、書斎、デスク上へのこだわりがあり尊敬の念をもって動画を拝見させていただいてました。私の理想とするデザインを取り入れた動画がありました。そして、新たな気づきを与えてくださった動画もありました。このように、先人の知恵を参考にさせていただきながら私のデスク周りは進化していきました。
現在のデスク環境の課題

<特に配線整理には気を使っています>
これまで私は、デスク上の課題をいくつか解消し、次なる課題を見つけては試行錯誤を繰り返しています。まだまだ理想には程遠い、進化途中の段階です。
●様々なデスク上の課題
- スペースが狭い
- ケーブルがごちゃつく
- 猫が乗ってくる
- 作業中に気が散りやすい
- 最適なレイアウトがまだ見えていない
常に「もっと使いやすくできるはず」という思いが、改善のモチベーションになっています。
目指したいデスクの姿
これから目指すのは、ただ“おしゃれなデスク”ではありません。
● 猫と安全に共存できる設計
猫が仕事中にデバイスを倒してしまわないように。
また、猫が気軽に遊びにこれる空間となるように。
そして、猫にストレスを与えないように。
これらの思いは、本ブログ「猫デスクLabo」の真骨頂となる猫との共存をコンセプトにした書斎作りへのアプローチとなります。
● 書斎のように落ち着く空間
広さは関係ありません。
3畳でも、2畳でも、父の書斎のように
「自分だけの静かで豊かな時間が流れる場所」を作りたいのです。
実際のところ私の部屋は、もともと寝室を想定した部屋が私の仕事部屋になったこともあり、あこがれた秘密基地感を出すためには広すぎるという課題に直面しました。こうした課題であっても工夫をして自分の理想とする落ち着いた空間を作ろうと試行錯誤をしています。
● ガジェットが使いやすい“作業基地”
モニター配置、デスクの高さ、チェア、照明。
細かな調整を積み重ねて、作業効率が上がる環境に仕上げようとしてきました。そのためには効率化することができるガジェット類の存在は無視することができず。良いものを扱おうとすると、相当な出費が必要となります。少しでもコストは押さえたい、でも目的は達成したい。そんなジレンマの中で試行錯誤しながら理想の書斎を追い求めています。
● 散らからない仕組みを作る
収納・配置・習慣の工夫で、無理なく整うデスクを目指しています。
特にこだわっているのは「配線隠し」です。コードは見せないですっきりした空間を作りたい。
コードが少しでも出ていると気になってしまうようになりました。現在のデスク周りもそのこだわりは出していますが、すべてを隠しきれておらず。どうしたら理想に近づけるのか、ここでも試行錯誤をしています。
● 植物、照明にもこだわる
私のデスク周りに欠かせないのは「観葉植物」と「照明」です。緑は空気を良くし、癒しの効果を与えてくれます。緑があるとそれだけで部屋の中の雰囲気が変わります。照明も同じだと思っています。明るいだけの部屋ではなく、時には関節照明などで部屋の雰囲気を作り、その時の気分に合わせた演出を加えるだけで仕事の集中力や、日々の疲れを軽減することができます。一見するとただのギラギラした空間にも見えるかもですが、私の理想のデスクには必要なことです。
これからブログで発信していきたいこと

このブログ「猫デスクLabo」では、
私自身の“理想のデスクづくり”を軸に、以下のような情報を発信していきます。
- 猫と快適に過ごすためのデスク工夫
- ガジェット・デスクグッズのレビュー
- 作業効率が上がるレイアウト改善
- 実家の書斎をヒントにした「小さな書斎作り」
- 猫との生活と作業スペースの両立
- 猫のお世話・多頭飼いとのバランスの取り方
「猫 × デスク × 暮らし」という少し変わったテーマですが、
同じ悩みや好みを持つ方にとって、役立つ情報やヒントになればうれしいです。
特に、本カテゴリーである「デスク環境」については、デスク周りに特化した記事にしていきたく、デスク環境へのこだわり、ガジェットの使い方など僅かながらの情報と、同じ空間を求める方への刺激、新たな視野をもっていただけるきっかけとなれば幸いです。
おわりに
デスク環境を整えることは、
ただの“作業効率アップ”ではなく、
日々の生活を少し豊かにしてくれる行為だと感じています。
子どもの頃に憧れた秘密基地のような書斎。
猫たちと過ごす、穏やかで心地よい時間。
自分のペースで作り上げる作業空間。
そのすべてを、このブログで一緒に育てていけたらと思います。
関連情報
内部リンク:🪑 在宅デスク環境
参考情報
外部リンク:Youtube(デスクツアー動画)



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